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フィンランドと日本のサウナの違い

投稿日:2020年2月5日 更新日:

サウニャー
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サウナ発祥のフィンランドと日本のサウナの違いは?
どっちが良いかはみんなの判断にお任せします。

フィンランドサウナ

サウナはフィンランド発祥というのはサウナーの方もそうじゃない方もご存知の方は多いと思います。
そもそも『サウナ』という言葉もフィンランドの言葉じゃけんね。

ではなぜフィンランドが発祥なのか!?
お伝えしていきたいと思います。

歴史

フィンランドのサウナには2000年以上の歴史がある。


元々太陽の恩恵の少ない北欧の風土の厳しい寒さや労働の疲れを
癒す為に知恵を出し生まれた自然健康法がサウナです。

昔から心身の浄化の儀式やサウナ室は神聖な場所とされていました。


また、商談もサウナ内にて行われることも多かったそうです。


フィンランドの「サウナの金言」はこのような言葉があります。

  • もし、サウナ、酒、そしてタールさえもきかなかったらその時は墓場あるのみ
  • ロウリュにはサウナの魂あり
  • ヴィヒタ抜きのサウナは塩抜きの料理
  • キウアス(サウナストーブ)はサウナの心
  • サウナにいる時は教会の中でのように静かにせよ
  • 歩けるうちはサウナに入れよ
  • 女性が一番美しいのはサウナを出た後の一時間

また元々実利以外にも精神的な要素も多かったです。


その昔は出産はサウナ室で行われていたとか
出産間近の妊婦はサウナ室で過ごしたと言われています。
また花嫁に行く前には必ずサウナに行き浄化された状態になる。
またスモークによる消毒効果もあったので、お肉を保管したりと色々な用途で
サウナとは付き合ってきました。


日本とは歴史が違う分、とらえ方は全く異なります。



現在もなおフィンランド人にとってサウナはお風呂同然のもの。


週に何度も入るのが習慣になっています。

年齢問わず子供からお年寄りまで入られています。


そしてフィンランドでは多くの家庭にサウナがあり、
総数は約550万人の人口に対して約300万とする推計もあります。


人口の約半分以上の家にサウナがついとるんです!!


そんなうらやましい。。

自宅サウナに関してはこちらを読んでみて下さい↓

フィンランドサウナの特徴

フィンランドのサウナも時代と共に変わっています。




元々はスモークサウナ と言って、ストーブを使い薪や木材を入れ、燃やして
サウナ室を暖める方法でした。



しかし時間がかかる、室内が黒くなるなどのデメリットがあり、


その後、

煙突付きのストーブに変わり、時間が多少短縮となりました。

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そして現在メインになっているのが、電気式のストーブ。



そしてストーブの上にサウナストーンを置きます。
サウナストーンはフィンランド全土で取れる火成岩の一種で香花石。


サウナ内の温度は決して高くなく、
熱されたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ湿度を上げます。
そうしてサウナ内を調整しながら発汗するのが、フィンランドの主流。アロマを混ぜた水で香りを楽しむロウリュもあり。



ちなみにロウリュという言葉もフィンランドの言葉です!!

ドイツではアウフグースと言われてます!!


そしてフィンランドのサウナ内は基本は薄暗く、テレビや温度計などもありません。


また、混浴も多くあり家族やカップルで水着を着て入る事も多いです。



またフィンランドサウナに水風呂はありません。

だいたいが湖近くのコテージや、雪の積もった近くなどで、

湖に飛び込む、雪にダイブ、周りに水がなければ、外に出て水分をとるだけ。


など日本のサウナ施設とは本当に違いが多い。

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日本のサウナ

日本のサウナ業界も最近はロウリュを取り入れているところは多いですが


フィンランドとは異なり、
日本の現在の主なサウナは遠赤外線サウナか湿度が10%程度の乾燥したサウナ。

高温サウナとも呼ばれ、だいたい80~100℃に設定されてます。


カラッとした暑さが発汗を促し10分も入ればもう汗だく。

鼻から呼吸をすると鼻が熱痛になります。


そして日本のサウナの多くは明るく、テレビがついています。

そこで常連たちは野球、相撲、ニュースなどを見ながらあーでもないこーでもないという会話を繰り広げます。


フィンランドとは全く雰囲気が違う。
神聖な場所というイメージはあまりないです。
文化の違いが大きなところだと思います。



そして水風呂がセットになっとるところがほとんど。



私はじめ、日本人サウナーはほとんどこの水風呂のために熱いサウナを我慢して入るんです。




日本には羽衣やととのいなどサウナにまつわる色んな言葉があるが、
おそらく日本だけの言葉でしょう。

またロウリュをしてうちわやタオルで室温を上げるアウフグース、熱波イベントもフィンランドではあまり行いません。

ドイツなどはお祭りのように盛り上がりながらやるらいいです。

日本でもイベント化しています。

フィンランドではウィスキングと言ってヴィヒタで身体を叩いたりして発汗を促し、匂いでリラックスするという行為が行われます。


フィンランドと日本のサウナの違い

・フィンランドにとって神聖な物、精神的な要素を含む。
 日本は実利的なもの。疲れが取れる、さっぱりする。など

・フィンランドは静かなサウナ内、日本はテレビなど賑やかなサウナ内

・フィンランドは温度は低めでロウリュで湿度を上げ発汗を促す。
 日本は温度が高めで、湿度低めのカラっとした温度で発汗を促す。

・フィンランドは湖、雪、サウナ後の外気浴
 日本はサウナ後は水風呂がほぼセット、その後の外気浴

・フィンランドは家族、カップルなどで社交的に入る
 日本は基本、男1人で我慢しながら入る


まとめ

サウナ発祥のフィンランドと日本のサウナの違いは色々あるけど自分がととのいやすい方のサウナを選ぶのが良いよ。でも一度はフィンランドで本格的サウナを経験してみたいなぁ

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中学生でサウナと出会いサウナ暦20年。 『サウナを日本人の習慣にする』という目標に向け、日頃サウナの色々な情報を発信しています。 サウナ初心者の方への魅力、マナー、入り方などの記事も書いてます。 広島のサウナはすべて行く予定です。広島のサウナ記事、是非ご覧ください。

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