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テントサウナイベントに必要な許可や申請について

投稿日:2021年2月8日 更新日:

サウニャー
サウニャー

私がテントサウナイベントを企画した時の経験で色々必要な申請や許可について今日はお教えします。

テントサウナイベント

近年キャンプ場やビルの屋上、温浴施設などでも行われているテントサウナのイベント。


自然の中での川のせせらぎ、川の音を聞きながらマイナスイオンたっぷりな
空間で体験するサウナ、川、外気浴。。

また街中での非現実的で働いている方への背徳感から入るサウナ、水風呂、街中の景色を眺めながらの外気浴。。


考えただけでもすぐにでも体験したくなりますね。


そして
自分もテントサウナのイベントを主催したい!
ビジネスとしてやりたい!!
と思っている方も多いと思います。

でも実際にテントサウナイベントを企画する時に

何をすればよいのか?
何が必要なのか?

本日はテントサウナのイベントを行う際に必要なことを書いてまいります。

必要な申請や許可

申請や許可はその実行者、どこで行うか、誰とやるか?
により申請や許可の要不要があります。

大きく分けるとこちらがあります。

・開催場所の管理人の許可
・保健所の環境衛生課
・消防署 予防課
・市役所 建築課
・近隣への挨拶、事前連絡

などなど


テントサウナは薪を使ったストーブを使用します。
一歩間違えれば火事にもなりますし、参加者に怪我を負わせてしまう可能性もあるからです。
軽い気持ちでと思っていながらもそういった危険性も秘めている事を十分理解しておきましょう。

飲食も合わせて行うとなればもっと許可が必要になります。
今回はテントサウナイベントだけを開催する際許可と申請についてお伝えします。
ではそのひとつひとつを解説していきましょう。

サウニャー
サウニャー

1日、2日のサウナイベントでこんなに許可申請があるのかよぉぉ~~~と思われると思います。

開催場所の管理人の許可

まずは計画を立てることからスタート。
どこでやるか?
どのくらいの規模でやるか?
何人呼ぶか!?

キャンプ場で個人、友人と行う場合はキャンプ場の管理者に念のためテントサウナの使用についての確認だけで保健所、消防署などの確認は必要ありません。

ビルの屋上や敷地内で行う場合はまずは建物の管理者に使用許可を得るところから始まります。

事前にサウナテントイベントの企画書を作成しておくのが良いでしょう。
後ほどの消防署などでも使用しますし、サウナに詳しい方ならわかりますが、
テントサウナとはどういったものかどんなストーブを使用するかもサウナに精通していないとまだ一般的には知られていないからです。

そして建物を視察する際には

施設に水道があるか?
外気浴したときに景色はどうか?
周りから丸見えかどうか?

それと合わせて近隣のビルや隣接した建物の状況も一緒に見ておくとよいと思います。

テントサウナは煙が出ますので、同じ高さの建物や窓であれば十分に説明をしておかないといけないからです。

管理人の了承が得られ場所が決定したら次のステップです。

保健所 環境衛生課

ここが一番重要であり、難関であり、挫折するポイントです。
イベントとして商業目的で参加費をもらう場合には保健所の許可が必要になります。

というのもサウナは公衆浴場法という法律の中でその他の公衆浴場という対象になります。

公衆浴場法(こうしゅうよくじょうほう、昭和23年7月12日法律第139号)は、公衆浴場の経営について規定した日本の法律である。本則は第1条から第11条までで成る。公衆浴場(温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、公衆を入浴させる施設)の経営には都道府県知事(保健所を設置する市又は特別区にあっては、市長又は区長。以下同じ。)の許可を必要とし、公衆浴場の営業者に一定の義務を課す一方で、公衆浴場を利用する者に対しても公衆衛生・風紀などの観点から一定の義務を課している。同法に違反する行為に対しては営業許可の取消処分や刑事罰が課されることもある。

Wikipediaより引用



公衆浴場法に関しては古くに定められた法律で今のテントサウナイベントにあてはまるか!?と思う部分もありますが、
最近テントサウナについての許可の要不要に関しては東京都の保健福祉局が公表しましたのでこちらをご覧下さい↓

許可の要不要
旅館業法に基づく許可を取っているキャンプ場等に設置する場合の例

テントサウナの
設置者
利用対象者公衆浴場法の許可
(※)
旅館業法の変更届
(※)
キャンプ場の
経営者
宿泊者のみ不要必要
宿泊者及び
宿泊者以外
必要必要
設置者が
個人的に利用
不要不要
キャンプ場の
経営者以外
宿泊者のみ必要
(サウナ設置者)
宿泊者及び
宿泊者以外
必要
(サウナ設置者)
設置者が
個人的に利用
不要

※ 公衆浴場法、旅館業法の許可を得るためには、それぞれの基準を満たす必要があります。
旅館業法が適用されないキャンプ場等に設置する場合の例

テントサウナの
設置者
利用対象者公衆浴場法の許可
キャンプ場等の
経営者
キャンプ場等
の利用者
必要
設置者が
個人的に利用
不要
キャンプ場等の
経営者以外
キャンプ場等
の利用者
必要
(サウナ設置者)
設置者が
個人的に利用
不要

キャンプ場等の敷地外に設置する場合(地権者の承諾が必要)

使用形態許可の要不要
客に使用させる許可が必要
設置者が個人的に利用許可は不要
東京都保健福祉局のサイトより引用

色々と書いてますが、基本的に個人使用であればどこで使用しても公衆浴場法の許可の必要はありませんが、商業目的の場合は許可が必要になります。

その許可の取るまでの流れですが、

1.必要書類(公衆浴場構造設備事前審査願)を用意して書類審査(ここで約1か月)ここでは設備面などに問題がないかをチェックされます。
2.公衆浴場営業許可申請書
3.施設調査(前日までに)
4.営業許可証の発行、営業開始

となります。これは普段銭湯など経営するのと同じ流れになります。

細かく説明していきますと

1.の必要書類に添付して以下の書類の用意も必要になります
・付近見取図(施設周囲 400mの様子がわかるもの)
・各階平面図
・立面図
・施設配置図
・縦断面図
・浴槽の縦断面図、平面図
・求積図(脱衣室、洗場、浴槽等)及び面積の計算式を記載した書類
・その他保健所長が必要と認める書類

もうめんどくさい。。。

サウニャー
サウニャー



これは現在の公衆浴場法ですとたった1日のテントサウナイベントであろうが提出しないといけません。

2.公衆浴場営業許可申請書
こちらは申請手数料として22,000円が必要となります。

これも銭湯を営業する場合とイベントで行う場合も同じ金額となります。

サウニャー
サウニャー

お金まで!?これは1日のサウナイベントでは中々元を取ることが出来ませんね。。

3.施設調査(前日までに)
これは実際にどのような環境で運営をするのか実際に保健所の方が確認に来ます。なので、催事イベントを開催予定の時は前日には本番同様サウナを設置した状態を見てもらわないといけません。

4.営業許可証の発行、営業開始

ここまで来て晴れてイベントを開始することが出来ます。
おめでとうございます。

厳しい設備条件

また許可を取るための設備条件も色々とあります。
大まかなところだと
・男女別の更衣室が必要
・更衣室には鍵付きロッカーが必要
・水着に着替えてトイレが必要
・水着であっても外部の人の目に触れないこと

などがあります。この時点で今決めている施設の設備が当てはまっているかどうかです。なければそれを設置しないといけません。それまた費用がかかるわけで。。

なので、今回問い合わせて設備条件を知ったうえで場所選びをすることが必要になってきます。

消防署 予防課

こちらでは消防法をクリアしているかのチェックです。
公衆浴場法ほど厳しくはありませんが、こちらも必要な申請となります。

1.消防署の場合はまず事前にイベント企画書を持ち込み相談。
消防署ではどういったテント、ストーブを使用するかを確認します。
耐熱性かどうか!?火の粉が散るかなど!?
私はモルジュを使用しておりますので、モルジュの概要書類を持参しました。

あとは使用場所の近くに消火器を設置することが条件とされます。
また乾燥時期、風の強い日などは開催を中止される可能性があります。

その後
2.書類の提出
 ・火災とまぎらわしい煙又は火炎を発する恐れのある行為の届出書
 ・図面

上記書類を2部用意してイベント開催の2,3日前に提出すればよいです。
その際に届出はイベント主催者ではなく、施設管理者の方が望ましい。

テントサウナは煙が出ますので、近隣住民や通行人から消防署に連絡が入った際に把握しておくためです。

こちらに関しては自宅の庭などで行う際にも事前に相談しておいたほうが良いでしょう。

市役所 建築課

こちらでは建築基準法に関しての審査がありますが、
常設してサウナを行う際に必要になる審査、申請なので、1日やすぐに片づけが出来るものに関しては必要ないとのことでした。
敷地内に常設して行う際は申請が必要となりますので、所轄の市役所へお問い合わせくださいませ。

近隣への挨拶、事前連絡

こちらは煙が出ることを事前に伝えておく必要があります。
これはイベントでなくでも自宅の庭などで行う際にもしておいたほうが良いでしょう。
昔は田舎の方だと自宅の庭でたき火をしたりしていましたが、今は厳しくBBQでもクレームが入ったりします。

日時がわかればチラシを作ってポストに入れておくだけでも良いと思いますので、事前にお知らせしておくべきでしょう。

また施設を借りて開催する際は近隣企業に悪影響を及ぼしてしまうかもしれませんので、時間や日付なども希望があれば極力は希望に添えるようにしましょう。

備考

すでに公衆浴場法の許可を取っている銭湯やスーパー銭湯ではテントサウナの設置は設備の変更届けで済むみたいなので、色々な施設でテントサウナイベントが開催されていますし、これからも増えていくと思います。

また最近Saunacampさんが、テントサウナに関してのガイドラインを作成されましたので、ご紹介します。

【Saunacamp.テントサウナガイドライン】
https://saunacamp.net/magazine/safety-guideline1/

まとめ

いかがでしたでしょうか?
簡単にできると思っていましたが、費用と手間とがかかるため私は断念しました。1か月とかの長期開催であれば元も取れるし、たくさんの人にご利用いただけると思うので、申請や許可の手間や多少の工事費用も仕方ないとは思います。
あとは無料開放にするかですね。

中々簡単には出来そうにありません。友人や仲間内などで楽しみましょう!!

  • この記事を書いた人

サウニャー

中学生でサウナと出会いサウナ暦20年。 『サウナを日本人の習慣にする』という目標に向け、日頃サウナの色々な情報を発信しています。 サウナ初心者の方への魅力、マナー、入り方などの記事も書いてます。 広島のサウナはすべて行く予定です。広島のサウナ記事、是非ご覧ください。

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